2008-05-14(Wed)

黎明に琥珀はきらめく 読んだ

前巻(前々巻??)で芋づる式に劉たんの味方が釣れると言っとったが、今回はしゅーえいに続きコウくんの番だという話。

劉たんのいない間にこうゆうを退官させようと画策する御史台、VS秀麗。
さらに王位を狙っているらしい旺季さんの思惑が裏で進んでいる様子。
ゆうしゅんさんが水面下で敵と取引してるんじゃないかという描写もあったような。

今回は伏線をまく巻なんだろうか。何か、今までの巻ではあった予想外の展開とか結末じゃなかったせいで、いまいち「そうだったのか!!」という爽快感に欠けるような…。

だって、こうゆう逮捕の理由が「仕事しない紅黎深を弾劾しなかったから」なんて事は本巻読まなくても予想ついてたし。
紅黎深の狙いも半分読んだ時点でわかったし。
ぐっとくる山場がナイ…。
漂家がしゃしゃり出てきたせいで、肝心のコウくんの戦いはもっぱら精神世界。しゅーえいみたいに現実での葛藤が見たかったな〜と思うんだけども…。
秀麗との師弟としての絡みがほしかったんだよ私は。

将来、こうゆう、秀麗、セーガが宰相になってるとしたら、師弟VSセーガの闘いのゴングがこの巻だとよかった。まだ先なのかな。

しゅーえい鳥との会話は萌えたけど。
今回萌えは多かった。劉たんの凹みっぷりが可愛い。それを慰める十三姫が漢らしい。
風邪引きセーガが秀麗を縛りプレイ(笑)セーガのすることはいちいちエロいのに、毎回色気のない反応をする秀麗が好き。
全体として、面白いかったかと聞かれると…まぁまぁ…かな…私は。
蹴落とされた花2人がどう這い上がるのか…次巻に期待。
2008-03-21(Fri)

あえて原作派といいたい(;_;)

○○派なんて言い方はしたくないですが・・・。
彩雲国のアニメは、茶州平定した秀麗が新年の慶賀に来るところまで見ました。
あ、間はすっ飛ばしましたが、劉輝と秀麗が再会する回も見ました。

正直な結論としては、うーん・・・これはちょっと・・・
個人的にアニメは好きになれません。
最大の理由は「朝廷の空気が軽すぎること」。

原作で一貫して描かれている劉輝の孤独感や、
秀麗の茨の道でも官吏でありたいという気持ちが伝わってこないんです。
重箱の隅をつつくようなことを言うと、こういう
saiunkoku

構図もあまり好きじゃないです。
アンジェリークみたいで。
彩雲国は乙女アニメではないです。

例えば慶賀のシーン。
秀麗が茶州の研究機関設立案を慶賀の席で言い出すのは、アニメのオリジナル。
紘攸が咎めます。
すると傍観主義のはずの霄太師が「よいではないか」とか言い出し、
そこへなぜか伯明が躍り出て、「私もその案拝見しとうございます!」
と発言するのです。
秀麗は高官が勢揃いする前で素に戻り、「伯明くん!」と素直にリアクション。

いくら慶賀でも官庁ってそんな気安くないだろ、と思うわけですよ。
原作では、作者は確かにシリアスなシーンは苦手なようで軽いギャグ飛ばしたりしてますが、
そんな作者でもこのシーンは重めに書いてます。

ここは、劉輝が秀麗に対し、王ではなく一人の人間として接して欲しいという想いと、
帰ってきた秀麗が約束を守ってくれるかどうかと、孤独に怯える気持ちの板ばさみシーンなのです。

慶賀シーンを例に挙げましたが、「劉輝が茶州の秀麗を追っかけて影から見守る」「紘攸が黎深のことで悩んで酔っ払う」等、妙にアニメ版は空気・軽化なオリジナル要素が多い。
オリジナル改変が嫌なわけではなく、この作品に乙女ゲームみたいな雰囲気が満ちるのが嫌なんです。ただでさえ美形多いんで・・・。

なんていうか、「人を思い、思われる気持ちの温かさ、切なさ」とか、
「自分にできること」とか、
「政治において綺麗ごとじゃすまなくても、それでも綺麗ごとを貫きたい」
という青臭いともいえる主張が彩雲国のテーマだと思うし、私はそれに何度もホロリと泣かされたので。

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